それでも患者は減らない
(厚生統計協会:国民動向・厚生の指標、1987〜2005)
どうして、医学が発達しているのに、年々患者数が増えているのか?
現代医学が腰痛や肩こりに対応できていないのか?
不思議だとは、思いませんか?
1991年にカナダのテーラーメイド・メディシンによって
EBM(科学的根拠に基づく医療)という考え方が提唱されて以来、世界各国から腰痛に代表される研究データが集められています。
そして、これらの研究データから信頼性の高い様々な腰痛ガイドライン(米国・英国・ヨーロッパ諸国)が出来ています。
そこで、真実が明らかになりました。
腰痛の常識を疑う
1,腰痛は加齢のせい?
2,椎間板ヘルニアが腰痛の原因?
3,すべり症だから腰が痛い?
4,肉体労働だから腰が痛い?
5,腰痛の時は安静が一番?
1,腰痛は加齢のせい?
腰痛は、年齢とともに比例しない
(山口義臣&山本三希雄:整形外科MooK,1978〜2005)
腰痛の初発年齢や保有率は年齢に関係なく
30代、40代あたりにピークがあり、
50代以降は減る傾向にあることが分かります。
つまり、構造的な変化と腰痛の関連性はイコールではないと言うことです。
2,椎間板ヘルニアが腰痛の原因?
無症状の椎間板
(Boos N.et al:Spine.1995) Volvo賞 受賞
これは腰痛がない無症状の方を対象とした研究です。
痛みが無いのにも関わらず、椎間板ヘルニアは76%にみられ、椎間変性は85%にみられます。
※この研究は国際腰痛学会のVOLVO賞(年に一度のノーベル賞にあたる賞)を受賞しているので、専門家であれば、必ず知っているはずの情報なのです。
椎間板変性は3歳から
「3歳〜10歳で椎間板への血液供給量が減少し始めるとともに軟骨終板にも亀裂が認められ、11歳〜16歳では繊維輪の亀裂や断裂といった椎間板構造の崩壊がみられた。」
(Boos N.et al:Spine.2002) Volvo賞 受賞
従って、腰痛で病院に行った場合はかなりの確率で腰椎の異常が見つかるということです。
3,すべり症だから腰が痛い?
(Bigos SJ.et al:Clin Orthop.1992)
1992年、アメリカのBigosらの研究によれば、雇用前に健康診断を受けた労働希望者203名、急性腰痛を発症した労働者207名、6か月以上の慢性腰痛患者200名を対象に2名の医師によって、レントゲンの画像診断をしてもらい、骨の異常検出率を比較しました。
その結果、3群の異常検出率には差がありませんでした。
骨が変形していても、大丈夫です。
4,肉体労働だから腰が痛い?
腰痛でいぎカイロに来院された方にお話を詳しくお話をお聞きすると、特に男性の方は仕事柄、身体を使うので腰痛になったのではないかとおっしゃる方が多いですが、実際はどうでしょうか?
山口義臣・山本三希の研究によれば、職業別に腰痛患者数を調べてみると、もっとも腰痛が多かったのは、無職の方々で、肉体労働者と専業主婦とではさほど差がありませんでした。
一概に肉体労働をしているから腰痛になりやすいとは言えないです。
5,腰痛の時は安静が一番?
安静は回復を遅らせる
(Malmivaara A.et al:N Engl J Med,1995)
腰痛に限らず、まず指導されるのは「安静が一番!」ではないでしょうか?
しかし、多くの研究で指示されているのは「出来る範囲で普段通りの日常生活を続ける」という事です。
安静は、回復を遅らせます!
どうしても痛みの方に意識が行きます。
しかし自宅で安静していると、活動範囲が狭くなり、身体が硬くなります。
体液の循環が悪くなり、老廃物が蓄積します。
これらは、いずれも痛みを作り出しますので、痛みの悪循環が始まります。
これらの研究データはごく一部ですが、大きくこれまでの腰痛に対する概念が変わりつつあります。
もちろん意識の高い、医師もおられます。
日本の現状では、なかなか難しい様です。
いぎカイロでは、あなたに、よりよい医療が提供されますよう
心より、願っております。
また使わせていただいたデータは、TMSジャパンにより提供していただいた資料です。
より詳しくお知りになりたい方はホームページをご覧ください。
「国際腰痛診療ガイドラインの勧告に従った腰痛治療プログラムを提供するTMSジャパン公式ブログで、2010年3月5日にいぎカイロプラクティックが紹介されてます。」



参考文献
・ TMSジャパン
・うみかぜカイロ
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