もしかして陣痛？普通の腰痛と陣痛の見分け方

軽度～重度と人により症状の強さは異なれど、妊娠時に腰痛で苦しめられている人は少なくありません。

 

特に臨月ともなればお腹も大きくなり、腰や背中にも大きな負担がかかってしまい酷い腰痛に見舞われることも。

 

しかし、いよいよ出産が近づいた状況で腰痛だと思っていたら実は陣痛だったなんていうケースも少なくありません。

 

今回はそんな臨月における腰痛と、腰痛と勘違いされやすい陣痛についての見わけ方や特徴をご紹介していきたいと思います。

臨月に激しい腰痛が起これば「もしかして陣痛！？」と思うでしょう。しかし、実際には普通の腰痛だったということケースも多くあります。

 

まずは、陣痛と普通の腰痛には症状の違いがあります。

 

代表的な陣痛と普通の腰痛の症状の違いをご紹介しますので、把握しておくといざという時に落ち着いて行動出来るかもしれません。

 

【腰痛】

・立ち上がったり、座ったりなど動作をする時に痛みを感じる

・ジンジンとした痛み

 

【陣痛】

・下腹部への痛み

・お腹の張り

・何もしなくても痛みを感じる

 

陣痛と普通の腰痛の大きな違いは「下腹部への痛みがあるかないか」です。

 

まず普通の腰痛であれば下腹部に痛みが出ることはありません。従って腰痛に加えて下腹部への痛みが伴う場合は陣痛を疑いましょう。

先ほどは普通の腰痛と陣痛の見わけ方をご紹介しましたが、陣痛と間違えやすい痛みで前駆陣痛があります。

 

前駆陣痛とはその名前のとおり、陣痛の前に起こる陣痛で臨月に入るとしばしば起こることがあります。

 

症状自体は陣痛と殆ど同じで、下腹部への痛みやお腹の痛みを感じることがありますが陣痛と違う点は前駆陣痛は短時間の間に繰り返すことはないこと。

 

繰り返しても数時間から数日後になる場合が殆どです。

 

また、夜やリラックスしている時間帯に起こることが多いのも特徴です。

陣痛が起きたら直ぐに産婦人科へ！となる前にまずは少し落ち着きましょう。

 

まずは下腹部への痛みや生理痛のような痛みが出た場合は痛みの出る間隔を計ります。

 

まだ時間の間隔が長い場合は直ぐに産婦人科へ行く必要はありません。慌てず自宅でゆっくりとしておいても大丈夫です。

 

本陣痛であれば徐々にその間隔が短くなってきます。一般的には陣痛間隔が10分以内になってきら産婦人科に行くタイミング。

 

とはいえ、はじめては陣痛が来ただけでも不安になり慌ててしまいます。もし気になることがあれば産婦人科へ連絡をして指示を受けることをおすすめですよ。

陣痛による痛みは予防のしようがありませんが、普通の腰痛であれば予防対策ができます。

 

・なるべく椅子に座る

・背筋を伸ばす(伸ばし過ぎは禁物)

・痛い場所は揉まない

・適度に歩く

 

痛みが出てしまうとどうしても動くことも億劫になってしまいがちになります。

 

もちろん酷い痛みが出ている時には安静にすることも大事ですが少し調子が良い時には軽いウォーキングや体操などをすることで症状が緩和することがあります。

 

また、どうしても我慢ができない腰痛の場合は整形外科や行きつけの産婦人科で相談をしてみるのが良いでしょう。