腰痛の原因まとめ!原因別の特徴を解りやすく解説します

腰痛とは?

腰痛とは様々な原因で腰に痛みを感じる状態である。 多くは数週間以内に良くなるとされているが、腰のトラブルが起こった1/3程度の人は症状が慢性化してしまう。慢性化してしまった人の中には、普段の生活に大きな影響を及ぼしてしまうケースもある。

 

本記事では腰のトラブルのうち比較的発生しやすい原因を解説していく。

よくある主な腰痛の原因

よくある腰のトラブルの原因してあげられるのは大きく分けて5つあります。細かな原因をあげるとこれ以外にも多く存在しますが、ここに記載してある5つの原因が腰のトラブルのほとんどを占めています。

①姿勢

まず腰のトラブルで最初にあげられる原因が姿勢です。特にデスクワークを行っている方などは腰に負担がかかりやすく、不快な症状も現れやすいことがわかっています。

 

実は腰への負担は立っている時よりも座っている時の方が大きいことが研究の結果わかっています。長時間、座っている方の腰には一箇所に大きな負担がかかり続けてしまうということです。

 

さらに座っている状態で体を前傾に傾けると腰への負担はより大きくなります。 作業がいかに腰のトラブルにつながる姿勢かが想像できると思います。

②運動不足

運動不足も腰のトラブルの原因となるケースが多いです。運動不足が続いてしまうと腰の柔軟性が低下してしまい、うまく動ける範囲が狭くなってしまうのです。稼働する範囲が狭くなってしまうと腰を少し動かしただけでも痛みを感じてしまうケースがあるからです。

 

運動不足と腰のトラブルについての研究は多くされており、日常から簡単な運動を継続することによって腰のトラブルが防げるというデータも報告されています。このようなことから運動不足と口のトラブルには深い関係があるといえるでしょう。

参考文献【腰痛に対する簡便な運動療法の試み】

③筋肉の衰え

筋力の衰えも腰のトラブルの原因となっています。腰の筋力が低下してしまうと、 さまざまな負担から腰を守ることができなくなり、痛みの発生につながってしまうことが多いです。

 

筋肉は腰にある骨や椎間板などを支えている重要な組織です。加齢とともに少しずつ筋力が低下してきてしまいます。 筋力の衰えは姿勢が悪くなってしまう原因にもなり得るため、しっかりとした対策が必要になってきます。

参考文献【腰痛性疾患にみられる「コルセット筋」の筋力低下と簡便な座位トレーニング】

④骨に関連する痛み

加齢により腰の骨が変形をしてしまってもトラブルの原因になります。 腰の骨に骨棘と呼ばれるトゲができ、痛みが発生してしまうことがあるのです。 この変形が進んでしまうと、最終的には腰の中を通っている神経をも圧迫してしまい、足のしびれや歩きづらさを感じる場合があります。

 

また場合によっては腰の骨がなんだかの原因で圧迫され潰れてしまうこともあります。突然痛みが発生し、動けなくなってしまうこともありますので腰の骨の変形には十分な注意が必要です。

⑤内臓の病気

他の原因に比べるとその割合は少ないのですが内臓の病気が引き起こす腰のトラブルもあります。 内臓の病気が引き起こす代表的なものには以下のようなものがあります。

  • 尿路結石
  • 急性胃炎、胃十二指腸潰瘍
  • 腎盂腎炎
  • 急性膵炎
  • 大動脈解離
  • 腹部大動脈瘤

内臓が原因で起こる腰のトラブルには姿勢とは無関係で痛みが続く場合が多いようです。そのような場合には内臓の病気との関連があるかもしれないので、病院を受診することをお勧めします。

まとめ

腰痛の原因には大きく分けて5つあります。 姿勢、運動不足、筋力低下、骨に関する痛み、内臓が引き起こすものです。

 

自分ではどこの原因がはっきりすることはなかなか難しいため、しっかりとした経験の多いプロに診てもらうことが大切です。腰のトラブルを長時間放置しておくと、解決するのにも時間がかかってしまうことが多くあります。

 

そのため、早めの対策を取ることが有効な手段といえるでしょう。