その腰痛はヘルニアではない!?ヘルニアとその他の腰のトラブルを徹底比較!

「この腰の痛みの原因はなに?」と、 自分の腰のトラブルがどのような原因で起こっているのかよく分からないという方も多いと思います。 本記事では、ヘルニアとその他の腰のトラブルの違いを解説していきます。

そもそもヘルニアなに?

ヘルニアとは「何かが飛び出している状態」を意味する言葉です。 腰で起こるものは腰椎椎間板ヘルニアという名前がついており、腰のトラブルの原因の一つとして知られています。

 

よく起こる年齢は20~40歳代の間です。特に男性に起こりやすく、女性の2~3倍だといわれています。一般の方だけでなくスポーツ選手などにも多く、症状がひどいと日常生活に困難をきたしてしまうものです。

参考文献【腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン(改定第2版)】

ヘルニアってどんな症状が起こるの?

症状について解説していきます。個人差はありますが、
以下のような症状が現れやすいといわれています。

  • 腰やお尻が痛む
  • 足に痺れがある
  • 足に力が入りづらい
  • 痛みを避けるため体が曲がってしまうことがある
  • 足の感覚になんとなく違和感がある

症状には個人差があり、気がつかない程度のものから常に症状を感じてしまうものまでさまざまあります。特にお尻から太ももにかけての痛みは坐骨神経痛として有名です。腰のヘルニアによって神経が圧迫されてしまい、坐骨神経痛が発生してしまうのです。

ヘルニアと他の腰痛との違いは?

腰のヘルニアと他の腰のトラブルにはどのような違いがあるのでしょうか。よくみられる症状は「お尻やふとももの裏に痛みがでたり、痺れたりする」「足のしびれのためうまく歩けない」と、いったものです。

しかし、腰のヘルニアだけに現れる症状というものはありません。そのため上記のような症状が起こったとしても、ヘルニアだと確定することができません。

 

 

あくまでも目安ですが次のような違いがあります。

 

その他の腰のトラブル

長時間同じ姿勢をしていたり、 疲労がたまったりすると腰に痛みを感じます。 基本的に痺れや足の感覚がおかしいといったことはありません。 腰の痛みやだるさが中心となります。

腰のヘルニア

腰の痛みやだるさに加えて、 お尻から太ももにかけてのしびれが起こりやすいです。神経が圧迫されているため、足の感覚に違和感があることが多いです。膜が1枚貼っているような感じがすることもあります。

自分がヘルニアかどうかを知るにはどうしたらいいの?

自分が腰の原因がなにかを確定するためには、病院で専門家による検査を受けなければなりません。 状態を正確に判断することはセルフチェックなどではとても難しいことです。

 

ネット上でセルフチェックなどのサイトもありますが、あくまでも目安であるということを念頭に置いておく必要があります。 一人一人の状態を正確に判断できるものではありません。

 

 

また、 リラクゼーションを目的としたマッサージ店などに行くこともあまりお勧めいたしません。 経験が少ないスタッフが担当してしまうこともあるので、悪化する可能性もあります。

まとめ

ヘルニアとは「何が飛び出したという」という意味のある言葉です。 腰でヘルニアが起こると、どうなるのでしょうか?飛び出した組織が神経を圧迫してしまい、さまざまな不快な症状を引き起こすのです。ヘルニアとその他の腰のトラブルを見分けるためには医師の診察が必要になってきます。

 

 原因がしっかりとわかった方がその後の対処もしやすく、症状も良くなりやすいため早めのケアが必要になってきます。 腰のトラブルは長時間放置してしまうと、原因が分かりづらくなってしまうため注意が必要です。