日本整形外科学会のデータによると腰のトラブルで悩んでいる人は約3000万人いると言われています。 腰のトラブルには軽度ものから重度のものまでさまざまな種類があります。しかしどんなものが危険な状態の腰のトラブルかは自分ではあまりわからないものです。
本記事では腰のトラブルの危険度別のセルフチェック方法をご紹介いたします。
危険性がない腰のトラブルには以下のようなものが当てはまります。
このような症状は一般的によく見られる腰のトラブルのため危険性はありません。筋肉が硬くなっていたり、姿勢のバランスが悪かったりするなどの理由で発生してきます。
ほとんどの場合は数日~1ヶ月程度の間に良くなるものが多いです。しかし3ヶ月以上同じような症状が継続している場合は、慢性的な腰痛に移行してしまう可能性もありますので注意が必要です。
足のしびれが感じる場合には筋肉だけではなく神経のトラブルが起こっている可能性が考えられます。よく見られるのは坐骨神経が圧迫されている場合です。椎間板ヘルニアや梨状筋症候群などが有名です。
危険度1よりも症状は少し進んでしまっている状態ですので、これ以上悪化しないために早めのケアが必要になってきます。
危険度3の状態になると早めの対処が必要になります。自分自身のケアだけではなかなか症状が良くなる可能性は低いです。危険度3では以下のような症状が見られます。
危険度2で見られた症状との違いは体を多く動かしている状態でなくても痛みやしびれが感じられる点です。 神経のトラブルがひどくなっていることが考えられるため、しっかりとした治療をおこなうことをおすすめします。
危険度3の状態でよくみられる疾患は椎間板ヘルニア、梨状筋症候群、脊柱管狭窄症などが考えられます。
このような症状が見られた場合には、重い背骨の病気や内臓が原因で症状が出ている場合があります。 必ず重たい病気があるとは限りませんが、心配な方は受診することをおすすめいたします。
腰の危険度を大きく5つに分けて解説してきました。筋肉のトラブルだけの場合から内臓の病気が原因で起こっているものまでさまざまな種類があります。
ここに記載したものは まで目安となる考え方ですので詳しく自分の状態を知りたい方は経験豊富なプロに診てもらうことをおすすめします。
参考文献【腰痛の危険度セルフチェック。原因や症状、対処法・治療の注意点】
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