腰痛の症状危険度セルフチェック!3分で解る5段階タイプ別

日本整形外科学会のデータによると腰のトラブルで悩んでいる人は約3000万人いると言われています。 腰のトラブルには軽度ものから重度のものまでさまざまな種類があります。しかしどんなものが危険な状態の腰のトラブルかは自分ではあまりわからないものです。

 

 

本記事では腰のトラブルの危険度別のセルフチェック方法をご紹介いたします。

腰の症状「危険度1」安全な状態

危険性がない腰のトラブルには以下のようなものが当てはまります。

  • 体を動かした時だけ痛む
  • 長時間同じ姿勢をしていて腰のハリや痛みを感じる

このような症状は一般的によく見られる腰のトラブルのため危険性はありません。筋肉が硬くなっていたり、姿勢のバランスが悪かったりするなどの理由で発生してきます。

 

ほとんどの場合は数日~1ヶ月程度の間に良くなるものが多いです。しかし3ヶ月以上同じような症状が継続している場合は、慢性的な腰痛に移行してしまう可能性もありますので注意が必要です。

腰の症状「危険度2」注意が必要

危険性はそこまで高くありませんが、注意が必要な腰のトラブルです。以下のような症状が当てはまります。

  • しびれによって長い時間歩くことができない
  • 1日の終わりなど疲労がたまってくると足のしびれを感じる

足のしびれが感じる場合には筋肉だけではなく神経のトラブルが起こっている可能性が考えられます。よく見られるのは坐骨神経が圧迫されている場合です。椎間板ヘルニアや梨状筋症候群などが有名です。

 

危険度1よりも症状は少し進んでしまっている状態ですので、これ以上悪化しないために早めのケアが必要になってきます。

腰の症状「危険度3」早めのケアが必要

危険度3の状態になると早めの対処が必要になります。自分自身のケアだけではなかなか症状が良くなる可能性は低いです。危険度3では以下のような症状が見られます。

  • お尻や足が痛む
  • お尻や足がしびれる

危険度2で見られた症状との違いは体を多く動かしている状態でなくても痛みやしびれが感じられる点です。 神経のトラブルがひどくなっていることが考えられるため、しっかりとした治療をおこなうことをおすすめします。

 

危険度3の状態でよくみられる疾患は椎間板ヘルニア、梨状筋症候群、脊柱管狭窄症などが考えられます。

腰の症状「危険度4」危険である

危険度4になってくると生活に大きな支障をきたす可能性も出てきます。以下のような症状がよく見られます。

  • 背中が曲がってきた
  • 身長が小さくなってきた
  • 体をまっすぐにするのがつらい

閉経後の女性に比較的多く見られる。考えられる原因としては骨がスカスカになってしまい、変形が起こってしまうことです。背骨が曲がってきたなどの症状は背中の筋肉の強さとの関係が強く見られます。予防策として背中の筋肉をしっかりと鍛えることが重要です。

 

しかし、背骨自体も弱くなっていることからしっかりとした治療を並行しておこなっていくことが必要になってきます。

腰の症状「危険度5」とても危険

危険度5になると今すぐ受診した方が良いような疾患が隠れている可能性もあります。以下のような症状があります。

  • 体を動かさないでも痛い
  • じっとしていても痛い
  • 痛くて夜眠れない

このような症状が見られた場合には、重い背骨の病気や内臓が原因で症状が出ている場合があります。 必ず重たい病気があるとは限りませんが、心配な方は受診することをおすすめいたします。

まとめ

腰の危険度を大きく5つに分けて解説してきました。筋肉のトラブルだけの場合から内臓の病気が原因で起こっているものまでさまざまな種類があります。

 

ここに記載したものは まで目安となる考え方ですので詳しく自分の状態を知りたい方は経験豊富なプロに診てもらうことをおすすめします。

参考文献【腰痛の危険度セルフチェック。原因や症状、対処法・治療の注意点】