整体師になるためにはどのような資格が必要なのでしょうか。結論からお伝えすると、資格は必ずしも必要ではありません。
しかし、実際に開業したり、店舗で働いたりする場面では資格の有無が給与や評判を左右します。本記事では整体師に関しての資格について解説します。
整体師になるために必要な資格は2つに分けられます。難易度の高い国家資格と、比較的取得しやすい民間資格です。それぞれにメリット・デメリットがあり特徴も異なります。
今回は主に民間資格について解説します。
整体師として名乗れる国家資格は「柔道整復師」と「あん摩マッサージ指圧師」「鍼灸師」「理学療法士」が有名。
この4つは専門学校などで3~4年学んだうえで、国家試験をクリアすることで保有することができます。取得までの費用は300~500万円前後と高額になるケースがほとんど。
上記以外の資格は民間資格となり取得しやすいのが特徴です。
民間資格を取得するには以下の2つの方法があります。
・通学制スクール
・通信制スクール
通学制のスクールは1~3年で卒業できるところなどさまざまです。費用も20万円で収まるところもあれば、100万円以上のスクールも。
通信制のスクールは、期間や日程を自由に設定でき、カリキュラムは内容によって2週間から半年前後のものまで、費用もリーズナブルなことが多い。
国家資格と民間資格の整体師の違いは、ざっくりいうと医療知識の深さ。国家資格は取得が難しい分、体に関する知識が広く、深くなります。
整体はお客様の体を扱う仕事のため、中途半端な技術や知識、いい加減な施術をしてしまっては取り返しがつきません。
そのため、スクールに通うことで正しい技術が身につくかどうかをしっかりと見極めることが大切です。どのような講師がいるか、技術がどのようなものかをチェックしましょう。
また、仕事、家庭の事情などでフルタイム通うことができない方も多く、その場合に振替受講や日程の変更などに柔軟に対応してくれるかどうかもスクール選びの重要なポイントになってきます。
スクールに通う時間がない、費用面に余裕がない場合、通信講座という方法があります。しかし、メリットとデメリットをよく理解し受講を決めるようにしましょう。
通信講座は自分の空いている時間を有効活用し通信教育で学び資格を習得することができます。独立・開業する人も増えており、費用もスクールに比べると格段にリーズナブルです。
またWEBサービスや通信システムの発展により、通信講座の質は以前と比べ物にならないくらい改善されています。ビデオチャットやネット環境で指導者とのリアルタイムでのやり取りも可能。これまでの通信教育では教材での知識を学ぶことはできましたが、指導者への質問や相談に難がありました。
通信講座では、映像での説明が大半となり、対人での実技にも限りがあるため、感覚や感触的なことがわからないことが懸念されます。
技術面においては、その場で直接指導を受けられることが重要であり、可能であれば、通信だけでなく実際の技術指導を受けられる講座や、通学制のスクールでの学習をお勧めします。
実際、通信講座を受講した人の感想を解説も含めまとめてみました。
【プラス面】
いつでもできる手軽さ、値段が安い。
通勤時間や空いたタイミングなどの隙間時間に見ることができるため、いつでもどこでも学習することができます。また、DVDや教材としてパッケージにしたものなので、スクールに比べると格段に安いことが大きなメリット。
【マイナス面について】
理論的なことしかわからない、知識のある人には向かない。
体の仕組みや整体師になるための心構えなどを勉強しても、施術する相手がいないので実践的な疑問が湧いても直ぐには解決できず、技術が向上しません。
整体師が知識の向上や、新しい技術を習得するためにこういった通信講座を見る方も稀にいますが、殆どの教材が整体技術の復習にすら使えないそうです。
整体師になるためには必ずしも資格は必要ありません。実際に資格を持たず、活躍している先生もいます。
しかし、ほとんどの場面で資格を持っていた方が有利になります。お客様から見た時に信頼感が増したり、技術を持っている証拠になったりするからです。
自分がどのような整体師になりたかをしっかりと考え、その目標が実現できるスクールに通うことをおすすめします。
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