腰に走る激痛は肉離れが原因?急性腰痛症の症状と原因について詳しく解説します

ふくらはぎやふとままで起こる肉離れ。腰に走る激痛もはたして肉離れなのでしょうか?

 

早速答えを言ってしまうと肉離れのケースもあるし、そうでないケースもある。

 

強い痛みが腰に起きたからといって肉離れが起きているというわけではありません。この記事では腰痛と肉離れの関係について詳しく解説していきます。

腰痛と肉離れの関係

腰痛の原因のひとつに肉離れがあります。しかし、慢性的な腰痛というよりもぎっくり腰との関係の方が深いです。

 

肉離れとはそもそも『筋断裂』のこと。程度のよって症状が異なりますが、筋肉が切れるわけですから強い痛みを伴うことが多いです。

 

通常の腰痛の原因として肉離れは考えづらく、起こるとしたらぎっくり腰でしょう。

 

肉離れは緊張している、もしくは柔軟性の乏しい筋肉などに起こりやすいと言われています。また、疲労が蓄積された状態でも発生する可能性が高くなります。

 

つまり、慢性的な腰痛を抱えている方は腰の筋肉が緊張しているため肉離れを起こしやすいと言えます。

 

これが腰痛持ちの人がぎっくり腰になりやすいひとつの理由です。

腰に肉離れを起こすと、再発しやすくなるって本当?

腰の筋肉で肉離れを起こすと再発しやすくなります。なぜなら、断裂した筋肉は元の状態に戻ることはなく、かさぶたのまま残ってしまうからです。

 

先述したように肉離れは筋肉の断裂です。筋肉が断裂を起こすと、自然治癒力で治す力が働きます。

 

出血をとめ、炎症が治まり、断裂した部分をつなげていくのです。しかし、筋肉の断裂にはある特徴があります。

 

それは断裂した部分がかさぶたとして残るということ。

 

擦り傷ができて、かさぶたになった経験がある方はほとんどだと思いますが、筋断裂するとあれと同じような状態になります。

 

かさぶたになってしまったところは、通常の筋肉とは硬さが異なり再断裂しやすい状態で過ごすことになるのです。

 

そのため、腰で肉離れを起こしてしまうと再度ぎっくり腰になってしまう確率が高くなると言えるでしょう。

ぎっくり腰になった際の対処法

ぎっくり腰になってしまったときは正しい対処が必要です。具体的には以下のような対処が良いでしょう。

  • 冷やす
  • 3日以上は安静にしない
  • コルセットをする

一つずつ解説していきます。

冷やす

ぎっくり腰が発生した際には炎症が起こっている場合があります。そのため、まずは腰を冷やすのがおすすめです。

 

冷やすことで微小な出血を抑えることができ、症状悪化を防ぐことができます。

 

ちなみに冷やす時間は10分程度がおすすめ。それ以上冷やしてしまうと、血管の反応で逆に血流が増加してしまいます。

 

注意しましょう。

3日以上は安静にしない

ぎっくり腰の初期には安静にしていても構いませんが、3日目以降は安静にしすぎるとかえって症状が悪化することが知られています。

 

安静にしてしまいうことで筋肉の緊張が高まり、普段の生活に戻る時間が長くなってしまうのです。

 

そのため、3日目以降は安静にしすぎない方が良いです。

コルセットをする

ぎっくり腰の初期段階は筋肉にもうまく力が入らないため、コルセットをするのもおすすめです。

 

コルセットが腰の筋肉の代わりになってくれるため、痛みを軽減できる可能性が高くなりますよ。

まとめ

もしも、腰で肉離れが発生したらぎっくり腰という形で現れる可能性が非常に高いです。ししか腰の肉離れはそこまで頻度が高くないと考えられており、ぎっくり腰=肉離れではありません。

 

腰で肉離れを起こしやすい人は筋肉が緊張もしくは疲労が溜まっている場合が多いので注意しましょう。