腰痛にサウナや温泉って効果あるの?温める効果や注意点、ぎっくり腰への作用を詳細に解説
腰痛に効くと言われる温泉は全国各地に存在します。
実際のところ、それらの温泉に入ることで痛みなどの不快な症状は改善するのでしょうか?
この記事では、温泉の効果について詳しく解説していきます。
温泉は様々な成分が入っている関係で不調に良いとされています。腰痛に関しても効果があると言われており、とくにナトリウムが多い温泉が良いようです。
しかし、科学的にはっきり証明されたわけではありません。
そのため温泉が確実に腰痛に効くとは言えないでしょう。
ただ、成分の効果ではなく湯船につかることにより浮力や水圧、温熱効果が生まれそれによって腰痛が改善することは十分にあり得ます。
浮力効果
水に入ると浮力によって体が浮かびます。筋量がある方は沈んでしまうこともありますが、少なくとも重力は感じづらいですよね。
体が浮力を受けることでどうなるかというと、筋肉に対する加重が減り一時的に緊張から解き放たれます。
その結果、血液循環が良くなり疲労物質も流れやすくなります。基本的に腰の筋肉は姿勢を保つために常に緊張していますので、温泉に入ることで休ませることができるのですね。
水圧によって適度な力が筋肉にかかるため、さらに循環が良くなります。ホースを軽く圧迫し、水が勢いよく流れ出るイメージでしょうか。
先ほどの浮力効果と相まって血の巡りが改善しますよ。
温熱効果はいうまでもありませんね。体が温まることによって様々な恩恵を受けることができます。
あまり知られていないところでは、筋肉の粘着性が少なくなること。実は筋肉は気温によって粘着性が変わってきます。
気温が低いと粘着性が高くなり体は緊張しやすく、反対に気温が高いと粘着性が少なくなり柔軟性が出るのです。
体を温めるとなんでも良くなるわけではありませんが、多くのプラスの効果を得ることができますよ。
まとめると、温泉に入ることで腰痛は良くなる可能性もあります。足を伸ばしてはいれるので、精神的にもリラックスしやすいですよね。
続いてサウナはどうなのでしょうか?
先ほどの考えでいうとサウナは温熱効果しか得られないので、温泉よりも効果は少ないかもしれません。
ただ、一気に体温が上昇し効率的に血液循環できるのはサウナの強みでしょう。
ちなみに、サウナで『後半にかく汗はサラサラしていて良い汗』というのは科学的になんの根拠もありません。
しいていうなら、汗腺につまっていた油がとれて綺麗な汗がでてきたものでしょうか。そういう意味ではサラサラの汗は良い汗といえそうですね。
ぎっくり腰になりたての頃は温泉には入らないほうが良いです。理由は2つあります。
①炎症が起こっている可能性があり、症状がひどくなることもあるから
②温泉から出たときに一気に体が冷え、逆に筋肉が緊張してしまうから
とくに注意してほしいのは②です。
ぎっくり腰が治りかけてきた方に良くあります。しっかりと体を拭かずにそのままにしておくと、体が冷え、緊張が緊張し、症状が余計ひどくなってしまうのです。
最悪の場合、動けなくなってしまうので温泉や湯船に入るときはちゃんと冷えないように対策をしましょう。
まとめ
温泉に入ることで様々な効果を得ることができ、腰痛も改善するかもしれません。
慢性的な腰の痛みに悩まされている方は定期的に温泉にいくと、日頃の疲れが取れるでしょう。
継続的な体のケアが重要なので、ぜひやってみてくださいね。
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