腰痛がひどい場合、歩くのも困難なってしまうことってありますよね。
そのまま無理して歩くのを続けると姿勢が歪んでしまうので、できれば負担を軽減しながら歩くのが理想。
そんなときに杖が役に立ちます。
ここでは腰痛と杖について詳しく解説していきます。ぜひ、ご覧ください。
杖の役割・目的は大きく分けて3つあります。
ひとつずつ解説していきます。
杖を使うことで体への負担を減らすことができます。特に足腰への負担が軽減しますよ。
歩くときは姿勢を保つために腰を含む背面の筋肉を使います、また、上半身の体重も必然的にかかるので腰への負担は意外と大きいものです。
杖はそれら二つの負担に関してサポートしてくれます。
姿勢の維持を助け、上半身の体重を杖に分散することで腰への負担を減らすのです。
杖がもう一本の足として機能することで安定した歩行を手に入れることが可能です。
腰にひどい痛みを感じていると、姿勢が歪み正常な歩行ができなくなってしまう可能性もあります。
腰痛がある⇒歩行が乱れる⇒姿勢が歪む⇒さらに腰痛が悪化という悪循環になってしまうことも少なくありまん。
歩行を安定させることは腰痛を悪化させないために非常に重要。これが2つ目の役割です。
実はあまり知られていない杖の役割として『周りへの周知』あります。どういうことかというと、杖を使っていることで周りの方が一定の距離を自然をとってくれます。
これはネガティブな意味ではなく、ポジティブな意味です。
例えば、ひどい腰痛があり歩くときも痛みがある人がいたとします。その方が杖を持たずに人ごみの中を歩くと、人との距離が近く不安になることが結構あるんです。
悪気はなくてもぶつかってしまったら腰の痛みが余計に強くなってしまうかもしれません。
杖があると『すこし体が悪いのかな?』と自然に周知させることができ、ぶつからないように自然と距離を取ってくれます。
混雑している場所に行くときは意外と重宝しますよ。
杖にいくつかの種類があります。T字杖、ロフストランド杖、松葉杖、三点杖、四点杖などです。
腰痛では基本的にT杖を使用すると良いでしょう。T字杖とは最も一般的な杖であり、町中でよく見かける方も多いかもしれません。
T字杖は持ち運びに便利で、気軽に使用できるため腰痛にはおすすめですよ。
また、人によっては三点杖を使用することもあります。T杖よりも安定性に優れているため、より腰への負担が軽減されるでしょう。
しかし、三点杖は慣れるまでは難しいので練習が必要です。また、多少重たいので持ち運びは不便な面もあります。
自分が使いシーンを想像しながら杖を選んでみましょう。
杖は自分の身長の半分+2~3cm程度が長さの目安です。しかし、手の長さが人によって異なるので身長の半分+2~3cmを基準にして、自分が歩きやすい長さに調整をしてみましょう。
コツとしては肘が30~40°程度曲がるの理想です。その方が長時間歩いたときに負担が少なく、疲労が溜まりにくいです。
杖を使った基本的な歩き方は2通りあります。
です。
2動作歩行は杖を持っていない方の足と同時に杖を出す歩き方のこと。T字杖の中でこれが一番簡単です。通常の歩行と同じような速度で移動できるため、スピードを重視したい方はこの歩き方にしましょう。
ちなみに杖が痛みがでない方の側で持つのが良いです。左腰に症状が出ているなら右手、右腰に症状がでているなら左手。
両方の腰が同じぐらい痛い場合は杖が使いやすい方に持ちましょう。
3動作歩行は歩く速度よりも負担軽減を目指した歩き方です。
具体的な歩き方は以下の通り。
①痛みのない方側の手で杖を持ちます。
②杖を出します。
③杖を持っていない側の足を出します。
④杖を持っている側の足を出します。
あとはこれを繰り返すだけ。
歩く速度はゆっくりになりますが、腰への負担はかなり軽減されます。自分の体の状況にあった方を選択しましょう。
腰痛がひどい場合、杖を使うのは負担を減らすを良い手段です。
現在では、おしゃれな杖も多くでているので探してみるのも面白いかと思います。
『杖 おしゃれ』で検索するとたくさんの杖がでてくるのでぜひ探してみてくださいね。
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