腰痛の原因となる腸腰筋とは?腰の奥にあるインナーマッスルの機能と役割

日本人の国民病ともいえる腰痛。国民生活基礎調査でも日本人が抱えている症状の上位に入っています。

 

そんな腰痛ですが、非常に様々な要因が重なって起こることをご存じでしょうか?その中でも比較的多い要因が腸腰筋と呼ばれる筋肉の緊張です。

 

この記事では腰痛と腸腰筋の関係について解説していきます。ぜひ、ご覧ください。

腸腰筋とは?お腹の奥にあるインナーマッスル

腸腰筋とは、体の深い部分にある筋肉です。いわゆるインナーマッスルという種類の筋肉ですね。

 

この腸腰筋はとても大きな筋肉になっており、背骨から太ももの骨にかけて付着しています。

 

腸腰筋の働きは主に背骨や股関節を曲げること。

 

つまり歩いたり、立っているだけで腸腰筋が働くというわけです。この筋肉は腰の骨にもついているため、もしも腸腰筋が硬くなってしまうと腰痛になってしまいます。

 

腰痛になっている方はこれが原因になっていることがよくあります。インナーマッスルであるため、自分ではなかなかほぐすことができず、いつまでたっても改善しないという悩みを抱えてしまうのです。

腸腰筋と腰痛の関係

腸腰筋が緊張してしまうと、腰痛になってしまうことがよくあります。比較的多い症状としては、膝を伸ばしたまま仰向けになると腰の痛みが出てしまうということ。

 

腸腰筋は股関節を曲げる作用があります。仰向けになると股関節は必然的に伸ばされるので、硬くなった腸腰筋がストレッチされてしまいます。

 

その結果、過剰に負荷がかかってしまい腰の痛みとして出現してしまうというわけです。

 

また、定期的に筋トレをしている方も要注意。

 

仰向けで腹筋をするとやり方によっては腸腰筋が緊張しやすくなります。具体的にいうと、体を曲げすぎてしまう腹筋は逆効果。

 

腰痛持ちの方がこの方法でやってしまうと、余計に悪化してしまう恐れがありますよ。

腸腰筋をストレッチする方法

腸腰筋を伸ばすためにはお腹をストレッチするのがおすすめです。かなり奥の方にある筋肉なのでじっくりと行う必要があります。

 

うつぶせになり、床に手をつけてお腹をのばすような姿勢になると腸腰筋を伸ばすことができますよ。しっかりと筋肉を緩ますためには15~30秒程度ストレッチしましょう。回数は10回からスタートします。

 

時間が短いと筋肉は緩むことができないので、時間をかけてストレッチしていくのが良いですよ。

まとめ

慢性的に抱えている腰痛の原因はもしかしたら腸腰筋かもしれません。

 

腸腰筋はインナーマッスルであるため硬くなっていたとしてもなかなか気が付くことができません。

 

もしも、仰向けで膝を伸ばし腰が痛くなるようなら腸腰筋が硬くなっている可能性があります。お腹を伸ばしストレッチする方法もありますが、しっかりとほぐしたいなた整骨院や整体院に来院した方が良いでしょう。

 

当院では腰痛の施術に力を入れてしますのでぜひご相談ください。