「腰痛くらいで病院にいくなんて」と躊躇する人は意外に多いです。
痛みを我慢して自然におさまる腰痛ならすぐに病院にいかなくてもいいですが、中には痛みが続く腰痛や、病気が隠れている腰痛も。
そこで今回は腰痛で病院を受診する目安、救急車を使うべきケース、ぎっくり腰でまずとるべき応急処置についてお伝えします。
「腰痛でも病院に行くべき?自宅で安静にしているだけがいいの?」と迷っている方、ぜひ参考にしてください。
「腰痛で救急車を呼ぶなんて大げさ」「救急車の不適正利用が問題になっている中、呼びにくい」と思う方は多いかもしれません。
けれど救急車を利用してもいい腰痛もあります。その条件をお伝えしますね。
特に高齢者や妊婦で上記の症状が出たら、我慢しないで救急車の手配をしてください。
「安静にしていても痛い」「背中が曲がってきた気がする」「お尻や脚にしびれを感じる」などの場合は、救急車を呼ぶ必要はありませんが、早めに病院を受診することをおすすめします。
ぎっくり腰になると、腰が砕け散りそうな激痛を感じます。発症後2~3日は笑ったり寝返りをうったりすることすら痛く、耐え難い苦痛です。
もしぎっくり腰になったら、まずは安静。できるだけ動かず、一番楽だと感じる姿勢でゆっくりと呼吸しましょう。
患部(腰)を冷やすことも痛みの緩和に効果的です。痛みを引き起こす炎症物質は、冷却によってある程度抑えられるからです。
そのため初期のぎっくり腰では、安静と冷却を心がけましょう。反対に「腰をあたためる」はNGです。
炎症物質は発症後48時間程度出続けるとされているので、2日経って痛みが弱くなったら冷やすのをストップしてもOKです。
我慢できる程度まで痛みが落ち着いたら、早めに日常動作に戻ったほうが回復は早まります。その際、腰を守り痛みを緩和するためにコルセットなどを着用することもあります。
腰痛やぎっくり腰になったら、まずは整形外科を受診しましょう。
腰痛になると整体院や整骨院を利用する人も多いですが、実は腰痛の原因を診断できるのは医師だけ。まずは病院できちんと原因を調べる必要があります。
腰痛の原因が筋肉や骨なのか、神経なのか、腎臓をはじめとした内臓の病気からきているのか、整形外科で診断してもらいましょう。
整形外科では問診、診察、場合によりレントゲンやMRIなどの画像検査、血液検査が実施されます。
受診前には「いつから」「なにがきっかけで」「どれくらい」痛いのか、伝えられるように整理しておくと問診がスムーズ。
特定の姿勢・動作をとったときに腰が痛む場合は、それも伝えましょう。
まとめ
「腰痛くらいで病院にいく必要はない」「腰痛で救急を呼ぶなんてとんでもない」と考える人は多いです。
しかし腰痛の中には、救急車を呼んででも、急いで病院に行くべきものも。排尿の異常をともなう腰痛などは、急いで整形外科に行きましょう。
とくに高齢者や妊婦の場合には注意が必要です。
それでも「救急車を呼んでもいいのかな」と迷ったら「救急安心センター事業(♯7119)」に電話して相談することもできますよ。
また長引く腰痛などは、救急車は呼ばずに早めに整形外科を受診しましょう。
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