腰痛持ちが注意したいワークチェアの選び方|自分にあった椅子を見つける3つのポイント
腰痛持ちが6000万人以上も存在する日本において「椅子選び」も多くの人の悩みの種になっているはず。
実際に、ワークチェアにおいては多くの種類の椅子が出回っており、それだけ腰痛持ちのワークチェア選びには注目が集まっている証拠でしょう。
今回はそんな腰痛持ちの人でワークチェア選びに困っている人のために、自分にあった椅子を見つけるポイントは解説していきたいと思います。
今現在使用しているワークチェアがしっくり来ない人や、買い替えを検討されている人は是非一度ご覧頂き、ワークチェア選びの参考にしてみて下さい。
ワークチェア選びで一番大事にして欲しいことは「腰のカーブがきつすぎない椅子を選ぶ」ということ。
殆どのワークチェアの背もたれ部分は、前にせり出しています。
これは人間の生理的湾曲を意識したもので、人の背骨(脊椎)はS字カーブのような湾曲でうまくバランスを取っています。
ワークチェアにおいてもこの腰の生理的湾曲を崩さないようにすることを意識して背もたれ部分の一部を前にせり出すようにしている椅子が殆ど。
しかし、この形が極端に前に出過ぎていたり、カーブがきつすぎたりすることで返って「反り腰」のような状態になってしまい腰に大きな負担を掛けることに。
大半の有名どころのワークチェアであれば予めそのあたりは把握されているものが殆どでしょうが、あまりにも激安のワークチェアなどは予め背もたれ部分をチェックすることをおすすめします。
背もたれの部分の素材はメッシュ素材がおすすめ。理由は大きく2つあり、ひとつめは「通気性が良い」という点。
背もたれに長い時間もたれかかっていれば通気性の悪い素材であれば当然ながら熱がこもってしまいます。
人間の身体は熱に弱く、特に熱が身体にこもることで様々な不調が出てしまう危険性も。
しかし、メッシュ素材では無数に開いた空洞があるため熱を身体にこもらせることなく放散してくれます。
ふたつめは体圧分散に優れていること。
背もたれにもたれた際に、ある一定の部分だけにストレスが掛かってしまえば腰痛などの原因となってしまうことも。
しかし、メッシュ素材であれば適度に伸縮することで力を放散させ分散させてくれる役割があります。これを体圧分散と呼び、マットレスなどでも頻繁に使われる言葉です。
座面はウレタン素材が望ましいでしょう。
先ほどの解説からいけば、座面もメッシュ素材で良いのでは?という疑問が生まれるかと思いますが、座面では背もたれと違いお尻に上半身の全体重がのります。
まずは耐久性。
やはり、メッシュ素材では耐久性という点からは劣りがちで、特に体重が大きくかかる座面には多少適さない傾向にあるよう。
また、体重が大きくかかる場所の体圧分散に関してはメッシュ素材の伸縮よりも、ウレタンのような包み込む力が適している場合も。
これまでは熱のこもりやすさからウレタンを敬遠している人も多かったですが現在では通気性の良いウレタン素材も多く開発されているため現状では座面はウレタン素材が適していると言えそうです。
ワークチェア選びのポイントは何となくご理解頂けましたか?
もちろん実際に座ってみて、自分がしっくりくるワークチェアを選ぶことも大切です。
しかし、あまりにも自分の座り心地だけを頼りにし過ぎると、かえって過保護なワークチェアを選びやすくなってしまい腰やお尻の痛みが増強することも…。フカフカのソファーなんかが良い例ですね。
あくまでも上記で紹介した3つのポイントは参考にしながら、あなたにぴったりのワークチェアに出逢えることを祈っています。
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