腰と鼠径部に違和感があるってなに?考えられる意外な症状

『腰と足の付け根(鼠径部)に、なんか違和感がある』

 

『違和感があるのに、病院に受診しても異常がみつからない』

 

『異常が見つからないけど、とりあえず安静にしたらいいの?』

 

腰や足の付け根(鼠径部)は、人間が立ったり歩いたりなど、日常生活を過ごす中で、とても重要な場所です。

 

そんな頻繁に動かす場所に痛みや違和感があるにもかかわらず、原因が見つからないのはとても不安になりますよね。

 

 

今回は、その違和感の原因として考えられる症状を解説していきます。

骨盤の関節の問題かもしれない

腰や鼠径部に痛みや違和感があっても、病院のMRIなどの検査で異常が見つからなかった場合は、仙腸関節障害である可能性が考えられます。

 

仙腸関節とは骨盤の”上半身と脚のつなぎ目”の関節であり、常に上半身の重さや地面からの衝撃を受け止めている、重要な関節です。

 

仙腸関節障害は、仙腸関節のズレや歪み、緩みや固まりなどの不具合によって発症します。

 

繰り返し中腰での作業を行ったり、日常生活で悪い姿勢をとるなど、骨盤に偏った負荷がかかることで、ズレや異常が発生する原因とされています。

 

特徴として、

 

「安静にしていると痛みがおさまり、動き始めるとまた痛みを感じる。」

 

「痛い場所がはっきり示すことができる」

 

 

などがあげられます。

仙腸関節障害の主な症状

仙腸関節障害は、骨盤の骨である仙骨と腸骨のズレや歪みから炎症をおこしている状態です。

 

そのため関節がある『お尻の割れ目の上部、腰骨が出ている部分』に痛みを感じます。

 

症状が酷くなると、仙腸関節部分だけでなく、お尻全体や鼠径部に痛みが広がっていくのが特徴です。

 

このような状態になると、日常生活にも以下のような症状が出てきます。

 

・長時間、座っていると腰の痛みが激しくなる。

 

・痛みがある箇所を下にして眠れない。

 

・歩き出し、立ち上がりが辛くなってくる。

 

など、このように症状が酷くなる前に、早く発見し、改善しておきたいですね。

 

また仙腸関節障害の恐れがある方は、お尻の割れ目の上部、腰骨が出ている場所を押すと痛みがある場合が多いです。

 

 

心配な方は指で押して、痛みがあるか確認してみましょう。

仙腸関節障害はどこで治療できるの?

仙腸関節障害の治療は、整形外科病院の受診、または仙腸関節障害に詳しい整骨院や整体院に診てもらうのが良いでしょう。

 

整形外科病院では一般的に鎮痛剤に投与など、保存療法から始めていきます。

 

保存治療の中には骨盤矯正ベルトを使い、仙腸関節のわずかなズレを整えていく治療法もあります。

 

仙腸関節障害による痛みが強い場合は、整形外科病院で診察をうけ、鎮痛剤や注射などで、痛みを止めてもらいましょう。

 

『病院では経過観察といわれたけど、やっぱり痛い』

 

『病院にいくほどではないと思うのだけど...』

 

という方は、仙腸関節障害に詳しい整骨院や整体院への受診がオススメです。

 

整骨院、整体院でも身体の状態をしっかり診てくれた上で、処置を行ってくれ、身体の歪みを整えて、痛みの軽減するようサポートしてくれます。

 

 

整骨院、整体院は夜遅くまで空いていることや、医師に比べて緊張せず相談しやすいのも利点ですね。

まとめ

今回は腰と鼠径部の違和感の原因として考えられる症状について解説していきました。

 

腰や鼠径部の違和感や痛みがあるのに、MRIなどで検査しても異常が見つけられないケースは、仙腸関節障害かもしれません。

 

その場合は、徐々に痛みがお尻全体や鼠径部にまで痛みが広がり、日常生活に支障がでてきます。

 

激しい痛みの場合は、整形外科病院に受診し、注射や鎮痛剤などで痛みを止めてもらいましょう。

 

もし『病院にいくのはとまどう程度の痛み』『病院にいったけど痛みが取れない』という方は、仙腸関節障害に詳しい整骨院や整体院がオススメです。

 

整骨院や整体院は、遅くまで営業していることが多く来院しやすく、適切な処置で痛みの軽減するようにサポートしてくれます。

 

もし、記事をみて『自分も仙腸関節障害かも』と思った方は、お近くの整形外科病院ともに、整骨院・整体院も調べてみてはいかがでしょうか。