【腰痛予防】重いものを持つ時に注意すべきポイント
「重いものをもった時に腰をやってしまった...」
重いものを持ち上げるときには、必要な身体の準備や、身体の負担が少ない持ち上げ方を知っておく必要があります。
身体の準備ができていない状態で、重いものを持ち上げようすることは腰痛のリスクが高く大変危険です。
また、同じ手順を行っても腰痛になりやすい方もおり、そういった方には共通した特徴があることが分かっています。
今回は重いものを持つ時に注意すべきポイントと、腰痛になりやすい人の特徴について紹介します。
私たちは、軽い荷物を持つ時に、「体に負担が少ないように」意識して持ち上げることは少ないと思います。
ある程度の重さであれば、意識しなくても十分持ち上がりますが、重い荷物をいい加減な持ち方で運ぼうとすると、想像以上に腰に負担をかけてしまいます。
腰痛にならないために、重いものを持つ時のポイントを1つずつ確認していきましょう。
持ち上げる前に荷物の重さは、事前に触って重さを確認しましょう。
軽い荷物と思いこんで持ち上げると、持ち上げるために必要な身体の準備を疎かにしてしまうため、腰に負担が強くかかり、腰痛を引き起こすきっかけとなります。
しっかりと重心が安定した姿勢をとる
・足を肩幅より少し広めにとり、片足を1歩前に、つま先はまっすぐにする
・猫背にならないように胸を軽く張り姿勢を正す
・膝を曲げて重心を低くしバランスを保つ
・荷物が身体の近くになるように移動し両手で持つ
荷物が身体の重心から離れているほど身体への負担は大きくなり、近くなるほど負担は少なくなります。
・持ち上げる直前に、重心を少し前に移動させてお尻を軽く持ち上げる
・両足の裏で床をしっかりと踏み、お腹に力をいれ荷物を持ち上げる
・背骨を長く伸ばしたまま、胸を張り、荷物とのバランスをとる
荷物ももったまま、腰をひねる動作は腰への負担が大きいため、最小限にするようにしましょう。
お仕事で重いものを扱う方のなかには、時間に追われて、無理な体勢で作業をしてしまう方もいると思います。
しかし、1度ぎっくり腰などを発症してしまうと、なかなか治らず、繰り返してしまう傾向にあります。
健康的に仕事をするためにも、慌てずにご自身の体の状態を見つつ作業を行っていきましょう。
腰痛になりやすい人の特徴
腰痛になりやすい人は、日頃から腰に負担がかかる生活をしていることが、ほとんどです。
前述した重いものを持ち上げるポイントを行っても、腰痛になりやすい生活を送っている方は腰痛の発症のリスクは高くなります。
重いものを運ぶ時だけでなく、『腰痛になりやすい生活をやめること』が重要です。
パソコンの業務など、長時間同じ姿勢でデスクワークを行うことで腰や背中の筋肉が緊張し固まり、猫背の姿勢になってしまいます。
また、足を組む癖がある方は、骨盤が歪んでいる可能性があり、腰への負担がかかる要因の1つです。
仕事の合間に、積極的に姿勢を整えたり、軽く身体を動かして、緊張した筋肉をほぐしてあげましょう。
生活の中で運動する習慣がない
運動が不足すると腰を支える体幹の筋肉が落ち、腰が不安定になるだけでなく、体重の増加により腰への負担が大きくなってしまいます。
運動する時間をつくれない方も「エスカレーターではなく、階段を使う」「歩く時は姿勢を意識して、やや早歩きする」など、できることから取り入れていきましょう。
人間には痛みの信号を脳に送られる前にブロックし、痛みを抑制する仕組みが働いています。
しかし、過度なストレスに晒されると、その仕組みが正常に働かずに、わずかな痛みでも強く感じたり、痛みが長引いたりしてしまいます。
気持ちが落ち込んでいる時は、無理に作業を行わず、休憩をもらったり、身体を動かしたり気分転換を行いましょう。
まとめ
今回は重いものを持つ時の注意すべきポイントと、腰痛になりやすい人の特徴について紹介しました。
重いものを持つ時に注意すべきポイントとして3つがあげられます。
・荷物の重さを触って確認をする
・重心を安定させた姿勢をとる
・下半身やお腹の力を使って持ち上げる
また腰痛になりやすい人の特徴として3つあげられます。
・長時間同じ姿勢で作業している
・生活の中で運動する習慣がない
・ストレスを溜め込んでいる
腰痛予防は意識しておけば、誰でも出来るものばかりです。
定期的に自身の体調や生活習慣を見直して、健康に過ごせるように工夫していきましょう。
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