季節の変わり目で起こる腰痛は気象病!?気圧の変化で起こる腰の痛みの原因と対策

「季節が変わったときに腰が痛くなりやすい」

 

「気圧の変化で腰痛がひどくなっている気がする」

 

実はこのような悩みは意外と多く、腰痛持ちの方を苦しめています。

 

この記事では気圧や天気の変化、季節の移り変わりによって起こる腰痛について解説していきます。

 

ぜひ、ご覧ください。

気象病とは?

実はいま、気象病と呼ばれる体に起こる不調が注目されています。日本全体での潜在患者数は1,000万人以上いるとも言われており、非常に多くの方が悩んでいる可能性があるのです。

 

そもそも気象病とは、気候や天気が変わることによって起こる体の不調のこと。主な症状としては頭痛やめまい、関節痛、吐き気、うつなどが発生しやすいと言われています。

 

この記事で解説していく腰痛も気象病で起こりやすい症状のひとつです。では、早速気圧が下がることによってなぜ腰の痛みがでてしまうのかを解説していきましょう。

気圧が下がると腰が痛くなる仕組み

結論からいってしまうと、気象病の正確な原因はまだ解明されていません。

 

しかし、今までの経験上気象と体の不調が関係あることはわかっています。

 

実際にアメリカやドイツでは「健康気象サービス」というものがあり、天気予報のように痛みへの警戒度をレベル別で教えてくれるサービスもあるほどです。

 

また、日本でも研究が行われおり名古屋大で実施された実験によると、気圧を通常よりも30ヘクトパスカル下げたときに頭痛が増したという結果がでています。(気圧を戻すと頭痛は消失したようです)

 

気圧を下げた時間は10分程度と短時間だったにも関わらず痛みがでたため、気圧の変化と痛みとの間に関係があると裏付けられました。

古傷が痛むのも実は気圧が関与している可能性もある

過去に関節を痛めた、骨を折ったなどの古傷がある場合も気圧の変化によって症状が再発することがあります。

 

また、ネズミを使った実験も行われたようですね。気圧を30ヘクトパスカル下げた状態で、足の裏を細い棒でつついたとこと、通常の気圧よりも痛みで足を上げる回数が明らかにましたそうです。

 

このことから過去に怪我をして痛みを感じやすくなっている箇所は気圧によってさらに敏感になってしまう可能性があることがわかりました。

 

血中に物質を測定したところノルアドレナリンの量が増えていたことから「気圧と交感神経の間に密接な関係があるのではないか」と言われています。

気象病の対策には規則正しい生活を

気象病の対策には規則正しい生活がおすすめです。

 

仕事や家事などでストレスを受け、体に疲労が溜まってしまうと気圧による変化を受けやすくなってしまいます。

 

そのため、できるだけ体の疲労を抜くことが大切ですね。

 

睡眠時間の確保やバランスの良い食事、定期的な運動など基本的なことを少しずつ継続することによって気圧による変化を受けづらくなるでしょう。

まとめ

季節の変わり目で起こりやすい気象病。

 

気圧の変化によって起こる気象病では、腰痛も感じやすくなってしまうことがあります。

 

雨の日の前や台風のタイミングであわせて腰の痛みを感じるようなた、気圧の変化を疑ってみましょう。

 

また、気圧の変化によって体に不調を感じているときは疲労が蓄積されていることもあるため規則正しい生活を心がけましょう。